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テレビをみながら感じたこと 2019.04.05
昨日、NHKで遺伝子の着床前診断(ゲノム、DNA、染色体)での対象疾患の拡大について報道されました。遺伝子多型性については、当院でも15年ほど前から関節リウマチの患者さんについて調べており、その結果はアメリカリウマチ学会や欧州リウマチ学会で発表しました。こうした遺伝子の研究も更に進んできており、関節リウマチでは多くの遺伝子のなかから110個のものが特に関与しているということがわかっています。難病のひとつとされている関節リウマチは、遺伝子が関与する病気ではありますが、ある種の環境因子(例えば抗CCP抗体などをつくる副鼻腔炎や歯周病などの存在)があって、加えて何らかのストレス(妊娠、出産、閉経、手術、甲状腺疾患など)があった場合に発症すると考えられています。既にどの遺伝子多型にどの薬剤が効果的か解っているのですが、大部分の人におそらく効果的であろうという治療アルゴリズム(治療の標準的な手順)が現在の保険医療の限界かもしれません。
研究で解ったことですが、炎症性のサイトカインではリウマチの場合、主体はIL6、乾癬性関節炎の場合はIL23なのですが、関節リウマチは他にも個々の患者さんによって炎症性サイトカインの主体が異なることも事実です。なので、メソトレキサートの標的炎症物質であるIL6だけでは病気をコントロールすることができず、エンブレルやヒュミラなどの抗TNF製剤と呼ばれるものはTNFを中心に炎症を抑制するために用いられます。メソトレキサートと併用することによって強力に炎症を抑えることも講演などでお聞きしていると思います。リウマチ因子を作るとされるT細胞に働き、抑制することによって炎症をおこすマクロファージ(TNFが産生されるところ)を抑制するタイプのものがオレンシア、より強力にIL6を早期からたたくものとしてアクテムラやケブザラといった3グループを使いわけて滑膜のみならず骨破壊をさせないといった治療をします。注射製剤が苦手な方や生物学製剤が合わなかった方にはJAK阻害剤と呼ばれるオルミエントもあります。多くの炎症性サイトカインを同時に抑えるものが今日の現状ではありますが、現在13剤の治験投与をしている当施設では、数年後、これまでにない期待があります。
15年にわたって生物学的製剤などの先端医療を経験した結果、いわゆる生物学製剤の休薬や中止(寛解によるバイオフリー)だけでなく、お薬も飲まないで良い状態の患者さんがどんどん増えてきているのは、早期からの治療を受け入れていただいた結果であると感謝しています。普通の生活が出来て、これまで通り仕事ができ、妊娠も可能である。当り前のことが何のてらいもなく出来ることが多くのひとに現実的に出来る時代になりつつあります。

連休の過ごし方いろいろ 2019.03.29
連休の過ごし方いろいろ

ゴールデンウイークの過ごし方を考えていました。
まず、映画館に行き「キングダム」を観たいですね。
それから、今まで観た好きな映画のランキング表を作りました。これを順番に観ていくのもいいかなあと思っています。
1. ニューシネマパラダイス
2. 道
3. ゴッドファーザー
4. スタンドバイミー
5. 第3の男
6. 風と共に去りぬ
7. カサブランカ
8. 地獄の黙示録
9. シンドラーのリスト
10. ショーシャンクの空に
11. ゲッタウェイ
12. 羊たちの沈黙
13. シュガー&スパイス 風味絶佳
14. ワイルドスピード
15. パリ テキサス
16. スティング
17. カリートの道
18. アメリカンビューティ
19. タクシードライバー
20. バッファロー66

因みに、生まれて初めて親につれて行ってもらった渋谷ゴールデン街で観た映画は「禁じられた遊び」でした。
そんな私が最近ネットフィリックスで観ている作品はアニメ中心です。
「虐殺器官」 「死者の国」 「harmony」 「ヨルムンガンド」 「バイオレットエバーガーデン」 「東京喰種」 「進撃の巨人」などでしたが、なかでも親友と これは面白いよね!と意見が一致したものが「転生したスライム」でした。そして、元気がない時になんとなく観てしまうのが「ハイスコアガール」です。S先生の息子さんのお気に入りは、「斉木楠夫の災難」だそうです。
ゴールデンウイークは計画性を持ち、手持ちの飲み薬や注射薬剤の管理をしっかりと御願いします。

3月のライオン 2019.03.02
NHK放送の棋士が主人公のアニメがありますが、キャラクターデザインが気に入って、少し疲れた時などによく観ています。
季節も3月となりました。
学校や就職、転勤などで異動が多い時期ですね。
転居先がまだ決まってない患者さんもおられますが、東京、大阪などの大都市だけでなく、青森などのかなり遠方に転居が決まった方もおられます。
近隣の医療施設や学会などで交流がある先生であれば、ご紹介しやすいのですが、遠方でなじみのない土地に住まれている先生では学会の報告や発表論文などを参考にして、ご紹介させていただくこともあります。
ただ、地方にはリウマチ専門のクリニックも少なく、治験を通じた新規薬剤の投薬ができない施設もあります。もちろんリウマチケア看護師が在籍している施設も稀です。かといって、いわゆる大きな病院の力量が建物の大きさと同じということもありません。待ち時間の割には期待にそぐわない場合もあります。
先日、勤務先が東京都港区六本木に変わる患者さんから「六本木にはリウマチ専門医はいないのですか」と尋ねられました。勤務先からの移動時間を考え、日暮里で神戸先生が開業されていることをお話し、ご紹介をいたしました。神戸先生は女子医大の准教授、自治医大の教授を経られて現在はクリニックで診療されておられる先生です。リウマチでも特に肩がご専門であり、Bio製剤にも詳しいため、今回ご紹介した患者さんの病態にとても合うのではと考えました。単にリウマチだからという理由だけで、これまで大事に診てきた患者さんを紹介するわけにはまいりません。皆さんの新生活を陰ながら応援しています。

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